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カナダではまず、ファミリードクターをみつけて、何かあったらファミリードクターに診てもるのが普通。ファミリードクターがいない、アポが取れないなどの場合はWalk in clinicと呼ばれるクリニックに行く。こちらは予約せずとも診療してもらえるが、かなり待たされる。但し、病歴などを把握する為、ファミリードクターを持つ事が推奨されている。しかしながら近年、ファミリードクターは激務かつ専門医に比べて低賃金ということで医学生のファミリードクター離れや地域のファミリードクター争奪戦が起こっており、新規患者を受け付けない医師も増えている。このため、ファミリードクターを持ちたくても持てない人間がかなりに数に上る。みつける方法として、電話帳で調べて電話をかけていく、知人に紹介してもらう、などがある。
尚、ファミリードクターの予約も緊急でない場合は数週間後になることも多い。すぐに専門医には診てもらえないので、持病がある人は早急にファミリードクターをみつけて専門医を紹介してもらう必要がある。
流れとしては
・ファミリードクターをみつける
・ファミリードクターに予約をいれて診療してもらう
・結果如何では専門医や検査にまわしてもらう。
ただ、「1週間してまだ同じ状態ならまた来てください」など、医師にかかっても解決できないことが多い。また日本ではその場ですぐレントゲンや超音波というケースであっても、カナダではレントゲンや超音波の予約に数週間かかる。緊急を要する場合は若干早くなるが、それでも基本的にこちらの医療はやたら待たされる。
ファミリードクターはできるなら同じ人種で文化習慣を理解できる医師が望ましい。人種や文化、生活習慣でかかりやすい病気が異なるので、その傾向を把握している医師がよい。
緊急の場合は緊急病院に行く事もできる。但し、症状の深刻度合いによって治療される優先順位が変わる。なので痛みがひどくても顔に出さない日本人は不利。痛いなら痛がる、何がどう痛いのかアピールしなければならない。救急車だとやや優先順位が高くなるが、不必要に救急車を使った場合は罰金を取られる。尚、救急車の料金はあとで請求されるのが一般的(タダではない)。
州保険に入っている人間の診療代は基本的に無料だが、高額医療費などは自己負担になる。薬代なども自腹。企業や団体のグループ保険がある場合は何割かはカバーされる。また、カナダでは適用できない医療も多い。先進医療を求めて渡米するカナダ人も少なくない。
漢方治療、ホメオパシーなどは州保険の対象外。企業や団体のグループ保険によってはこれを一部カバーしている保険もある。
カナダの医療は自己治癒が基本。そしてベッド数などの問題もあって、かなりの病気や怪我でもとっとと自宅に帰される。置いてもらえるベッドがないし、日本なら1週間という入院でもこちらでは翌日や日帰り退院になることもある。合理的だが、介護人(引受人)に来てもらわないといけなかったり、家族や親類縁者がいないとかなりアレンジが難しいシステムでもある。
子供がいる場合は予防接種の証明が必要。これがないと学校に通わせてもらえない。
予防接種の例はこちら(オンタリオ州のケース):
http://www.health.gov.on.ca/english/public/pub/immun/new_vaccinations.html
歯医者
歯医者の治療費は州保険の対象外。企業や団体で保険に入っていない場合は自腹。しかもかなりの高額になる。小さな虫歯で100〜300ドル。クラウンなどが必要な場合は1000ドル前後。日本で使われている銀歯はカナダではまず使われず、レジンなど白いものが使われる。北米は日本よりも歯並びや歯の色に気を使う傾向にあるので、歯のホワイトニングや矯正はさかん。歯並び矯正は日本より若干安い。
治療前に必ず、診断をしてから治療の有無を決めたい旨を知らせておく事。歯を診てそのまま治療を行ってしまう歯医者が多数存在する。これは歯を診るだけでは治療費が取れないなど歯医者的な理由もあるし、虫歯ならすぐに直した方がいいという判断による場合もある。「何度も治療を受けるなら抜いてしまえ」、という考え方の歯医者も多く、「オリジナルの歯を出来る限り残しておく」という日本の考え方と異なる場合がある。以上の理由で「不必要に歯を抜かれた」、「いきなり歯を削られて埋められた」などということもあり得るので、歯医者にかかる前に自分の歯の状況と考えられる治療方法、費用が大体どれくらいかかるかを知らせてもらってからどうするか判断したい旨を歯医者に伝えておいた方がいい。また誤診や見解の違いなどもあるので、見積もり費用が高すぎる、歯を抜く事に納得がいかないなどの場合は違う歯医者でセカンドオピニオンを聞いた方がいい。尚、歯医者によって値段はまちまち。歯科学生が診療を行うクリニックもあるが、値段が安いので予約殺到し数ヶ月待ちが普通。
また、こちらでは麻酔がかなりの頻度で使われる。日本では使わないような場合でもこっちでは使う場合が多い。アレルギーがないかどうか普通は診療前に確認されるが、不安がある場合は伝えておいた方が無難。
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