|
「公的年金だけじゃやってけないだろ」、ということで自助努力を促すため、カナダは退職(年金生活)に向けた幾つかのプランを用意している。このプランは、基本的に年金受給者となるまではそのプラン枠の金融商品の出した利益に課税をしない、というもの。この額面は所得税控除の対象にもなるので、退職プランというよりは、節税プランと考えている人も多い。
Registered Retirement Savings Plan (RRSP)
平たく言えば『個人退職金積立計画』。71歳まで利用可能。RRSPは前年度の所得からその限度額が算出される。よってカナダで行う2度目の確定申告(Tax return)から設定可能。RRSP購入額は税金控除になり、かつRRSP枠内の金融商品の利益(利率や配当金)に税金はつかない。なので、RRSP枠はマックスまで使う事をオススメ。尚、RRSP枠内の金融商品は自分で選択する。GIC、投資信託、債券など組み合わせも自由。金融商品がよくわからない場合は、銀行のファイナンシャルアドバイザーに相談してみると良い。購入締め切りは2月末日。使わなかったRRSP枠を翌年に持ち越す事も可能。
尚、このRRSP枠、引き出した時点で課税されるのだが、次の場合、特例がある:
Home Buyers' Plan (HBP)
初めて家を購入する際、または家族に身体障害者がいてそのための家を購入する場合は、最大$20,000まで引き出す事が出来る。但し15年以内に引き出した金額をRRSP枠に戻す必要がある。いろいろ条件があるので、注意が必要。
Home Buyers' Plan (HBP)についてはこちら:
http://www.cra-arc.gc.ca/tax/individuals/topics/rrsp/hbp/conditions/menu-e.html
Lifelong Learning Plan(LLP)
本人、配偶者、パートナーがフルタイムの学生になって、かつLLP枠の条件を満たした場合、その教育資金をRRSPから引き出す事ができる。年間最高引き出し金額は$10,000で合計でも$20,000まで。但し10年以内に引き出した金額をRRSP枠に戻す必要がある。
Lifelong Learning Plan (LLP)についてはこちら:
http://www.cra-arc.gc.ca/tax/individuals/topics/rrsp/llp/menu-e.html
Registered Pension Plans (RPPs)
『団体退職金積立計画』。企業や労働組合が支払う形のアレンジメント。所得税控除の恩恵が企業、従業員ともに受けられる。年金を受給するまでこのプラン枠の額面が免税になる。但し、Income Tax Actに従っている事、最低限のベネフィットを従業員に保障しなくてはならない。
http://www.cra-arc.gc.ca/tax/registered/rpp/menu-e.html
日本の年金については『移民しちゃいました(仮)Before』に記述あり:
http://mindthegap.m78.com/imin/before/before/pension.html
|