| カナダをより良く知る為(?)のオススメ映画 |
カナダは実は映画産業が盛ん。ハリウッドに比べコストが安くつく・治安がいいなどの理由で多くの米国映画はカナダで撮影されている。テレビシリーズも然り(Xファイルやクロウがカナダで撮られていたことは有名)またジム・キャリー、ダン・エイクロイド(アイクロイドと言う人もいる。どっちなんだ?)、マイケル・J・フォックスなど多くの俳優、コメディアン、モデル、ニュースキャスターを輩出している。
個人的には「一部で絶賛」な、メジャーとインディペンデントの境界にあるような映画がカナダには多い気がする。 一部の反ハリウッド映画愛好者に非常に高い支持をもたれる傾向も。
とは言え、めちゃくちゃメジャー作をつくっているロバート・ゼメキス監督もカナダ出身。(しかし、ちょっとはずしている映画の方が作品評価が高い気がする。例え興行はイマイチであったとしても。)
以下は独断で選んだカナダに関わる or カナダ産 or カナダ人監督による映画 。 |
| Canadian Bacon(邦題:ジョン・キャンディの大進撃) |
(1995年アメリカ 監督マイケル・ムーア)
『時の人』となる少し前のマイケル・ムーア作品。カナダが米国侵略を企んでいると勘違いした男は祖国アメリカの為に立ち上がった(?)。事態はとんでもない方向へ…。
随所にみられるギャグがカナダ在住経験があると、より楽しめる。カナダ人のジョン・キャンディがアメリカ人役をやっているところもナイス。特にダン・エイクロイド(同じくカナダ人)扮する警察官の「ある指摘」にはカナダ東部に行った人には妙に説得力(?)あり。『くだらなおもしろさ』の追求とばかばかしさが素晴らしい。まだ政治色と非難性がそれほど強くないところもよい。 |
| Exotica(エキゾチカ) |
(1995年カナダ 監督:アトム・エゴヤン)
高校の制服をきて客の前で躍る少女、彼女を指名し続ける客、店のオーナー、DJ。様々な人間関係が交錯し過去の「ある事件」に向かって集束していく…。
出てくる人間が皆、傷持ちでどこかが狂っている。
店で躍る時に着ている制服がカナダの某校のモノにそっくり。幸か不幸かスクールガールのコスプレやそのビデオパッケージから想像される軟派な作品ではないので注意が必要。
ちなみにアトム・エゴヤン監督は1960年カイロ生まれで3歳の時カナダに移住。
店のオーナー役は監督のパートナーであり女優でもあるアルシーネ・カーンジャン。
DJ役のエリアス・コーティアスは1962年、モントリオール生まれ。
個人的には監督の名前Atomに衝撃。アトムかあ。カナダならこの名前を普通につけられるのだな! |
| The Sweet Hereafter(スイートヒアアフター) |
(1997年カナダ 監督:アトム・エゴヤン)
雪に閉ざされた街で起きたバス事故を辿っていくうちに明らかになる人間関係と思惑…。
雪の閉塞感と寂弱とした風景が相俟って、カナダの冬を体験した人は何とも言えない奇妙な同調を感じるかも。個人的にはエキゾチカと対極をなす映画。エキゾチカが密やかな優しさならこっちは密やかな悪意。精神的ダウンを起こしやすい人にはオススメしない。 |
| CUBE(キューブ) |
(1998年カナダ 監督:Vincenzo Natali)
気がつくと立方体(キューブ)の集合体建築物に閉じ込められていた人々。何とか脱出を試みるがこのキューブには様々な罠が仕掛けられており、常軌を逸した状況下で、ある者はエゴや欲望をむき出しにし、ある者は他者を助け始める…。
何故か日本で異様なまでの興行成績を記録したインディペンデントムービー。 ちなみにこの後ハリウッドでリメイクもどき(明らかに質下がり)が作られたのでレンタルする時は注意が必要。監督はカナダ人。冒頭の輪切りに戦慄。精神的ダウンを起こしやすい人にはオススメしない。 |
| The Red Violin(レッドバイオリン) |
(1998年カナダ・イタリア 監督:フランソワ・ジワール)
17世紀につくられた伝説のバイオリンが次々に写し出す人間模様と時代背景。
ちなみに映画の舞台が5ヶ国なのでその土地の言語がそのまま使われている。配給会社から英語に統一するよう再三言われたそうだが、監督は断固として拒否。このあたりに監督のフランス系カナダ人の血をみることができる。 |
| CRASH(クラッシュ) |
(1996年カナダ 監督:デヴィッド・クローネンバーグ)
CRASHに取りつかれた人たちが織り成すフェティシズム模様。
エキゾチカのDJ役、エリアス・コーティアスはここにも出演。爬虫類的狂気を演じさせたらピカイチな俳優である。 |
| eXistenZ(イグジステンズ) |
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(1999年カナダ・英国 監督:デヴィッド・クローネンバーグ)
有機体でできたバーチャルゲームをする内にプレイヤーの現実と仮想の境界線は定かでなくなっていく…。
「一部ファンに大受けの作品を作らせたら右に出るものなし」の有名監督、デヴィッド・クローネンバーグは1943年カナダ生まれのトロント出身。トロント大学で生化学・生物学を学び、のちに英文科に転向。一時期はハリウッドに嫌気がさしたせいか作品はカナダで撮っていて、米国の映画祭には顔をだしていなかった為、
彼がいるがためにトロント国際映画祭に出品したがる同業者の崇拝者も多かったらしい。2005年の、A History of Violenceでまた一線復帰。
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